自転車先進国に学ぼう!世界の自転車事情

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オランダ.アムステルダム交通手段がかしこく分業

オランダといえば、自転車王国として日本でもよく知られています。こんなふうに言えば、クルマはさぞ不便なのだろうと想像しがちですが、実は違います。高速鉄道が日本ほど発達していないオランダでは、都市間の移動はもっぱらクルマ。住宅地はインターチェンジから便利の良いところが好まれています。いっぽう、中世の面影の残る市街地へは渋滞覚悟のクルマではなく、公共交通や自転車で移動するのが一般的になっています。ちなみに市街地の中心部は自転車でさえ乗ることができず、みんな押して歩いています。時と場合に応じたかしこい利用のお手本です。

 

イギリス.ロンドン短期間で自転車先進都市に変身

慢性的な交通渋滞と排気ガスによる大気汚染に悩まされていたロンドンでは、オリンピック開催を契機に精力的に自転車政策に取り組み、今では「短期間で自転車先進都市に変身した街」として注目を集めています。その内容は、市街地内のレンタサイクル、住宅地と市街地を結ぶ弾丸自転車道ネットワーク、駅周辺の駐輪場整備と、日本でも大いに参考にできるものばかりです。

 

オランダ.ズヴォレ オランダ一番の自転車道ネットワーク

日本ではあまり知られていませんが、オランダ政府発行の資料で“オランダ一番の自転車道”と評価されている都市です。自転車専用道だけでなく、車道の左端、公園の園路、鉄道橋の管理通路にまで自転車マークが書かれて、連続したネットワークを形成しています。1970年代からの継続的な取り組みの成果であり、ズヴォレ市の担当者によれば「反対者のいない小さな施策を積み重ね、多くの成功事例を示した結果」だと誇らしげでした。

 

フランス.パリ公共交通をつなぐ自転車

パリの路上ではグレーの自転車をよく見かけます。これは、Velib(ヴェリブ)というレンタサイクルです。 2007年からパリ市が運営を始め、街中のところどころにパーキングがあり、 一度登録をすればどこからでも借りられてどこへ返してもよいことになっています。 30分以内の利用なら無料で、 1日に何度でも借りることができるのも良いですね。パリの人たちはこのヴェリブを利用しており、東京ほど便利でない地下鉄の乗り継ぎや、 駅からちょっと遠い場所への移動に特に重宝されています。

アメリカ.ハワイ自転車を運ぶ公共交通機関

アメリカの自転車交通が日本と明確に違う1点あります。 バスや電車に自転車を乗せられる点です。たとえばハワイを走るバスの多くは、 車体のフロントにバイク・ラックが付いていて、これに自転車を取り付けてバスに乗ることができます。 駅前駐輪場にある駐輪器具みたいな感じです。自転車はレンタルで借りておき、バスを併用すれば、 かなり個性的なハワイの旅になるでしょう。1台のバスに2台まで 、新型のバイクラックでは3台まで自転車を取り付けられます。 こんな風に、自転車と公共交通機関が共生できる社会が、欧米諸国には数多くみられます。


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