門司港レトロの歴史を感じる建物や、大正ロマンの面影が今なお残る町並みをゆったりポタリングしたら、和布刈(めかり)神社、関門橋をくぐって、海岸沿いに新門司地区を迂回してから一路南へ。瀬戸内海を左手にのぞみながら北九州空港までのロングライドを楽しむ、ロードバイクでめぐるのに最適な道のりです。
小倉北区から国道199号を門司港へむけて走る道は海沿いの爽やかなコース。門司港に近づくにつれてレトロな建物が増えてゆきますので、自転車を走らせているうちに、まるでタイムスリップしたような不思議な感覚を味わえます。
また、瀬戸内海と東シナ海をつなぐ関門海峡は、いまなお重要な海上輸送路として機能しています。大きなタンカーが行き交うダイナミックな海峡の姿をながめたら、美しい関門橋をくぐり、工業地帯が集中する新門司へと走りましょう。観光地化した門司港駅周辺とはちがった、落ち着いた道のりをのんびりとサイクリングして楽しめるでしょう。
「和布刈神社」トロッコ列車潮風号のとまる「めかり駅」、そして「白野江植物公園」と、新門司地区のみどころポイントへも立ち寄りましょう。時期によっては牡蠣小屋が出ていたり、植物公園で珍しい花木を見る事もできるこのエリアは門司港レトロ周辺とはちがった趣きがあります。
ロングライドで心地良い疲労感を感じた頃、北九州空港への連絡橋が見えて来るでしょう。橋梁部2100mもあるこの連絡橋は、無料で渡れる橋としては日本最長。空港まで弧を描いて伸びる悠々たる姿は、見た目の優雅さとは裏腹に強風のふきつけるコースでいちばんの難所。しかし海の上を走ることが出来る爽快感はぜひ味わって欲しいところです。