「沼から旧10号線を通って、湯川、神岳方面へ走っています。市街地を通るルートですので、通学途中の学生さんや車通りの多い湯川周辺では特に注意しながら走っています」
「数年前に会社のみんなでサイクルツアー北九州へ参加したのがきっかけです。練習もなしに160kmコースに出場して、散々な結果に終わったのが悔しくて、翌年の大会にもエントリーしました。二回目の大会前はトレーニングを兼ねて自転車通勤にきりかえたおかげでみごとに160kmコースを完走。大会が終わってからも自転車の爽快さが忘れられなくて、そのまま自転車通勤を続けています」と笑顔で語る松尾さん。北九州市のサイクルイベントがきっかけで自転車通勤をはじめたなんて、嬉しい話ですね。
「雨の日は公共交通機関を使います。確かに、自転車通勤を始めてからは翌日の天気に注意したり、朝も早めに起きて自転車通勤ができるか確認するようになりました。夏場は汗対策も大変で、シャツを数枚準備し、会社についたら着替えていますね」
「それはやっぱり、自転車通勤がとても心地良いからじゃないでしょうか。以前はマイカーで通勤していましたが、その時はただ通勤しているだけという感じでした。今は自転車通勤そのものが楽しみになりましたよ。更に言えば、自転車通勤を始めてから自然と体重が落ちて太りにくくなったのもメリットです。座りっぱなしの仕事なので腰痛が酷かったのですが自転車通勤に切り替えてからは腰回りに筋肉がついたせいか、痛みもなくなりましたよ」
「はい、そうですね。実は自転車通勤に切り替えてから、車も廃車して今は自転車一本。遠くに行くときは公共交通機関を使えば良いし、ちょっとした距離なら楽しみながら自転車に乗れるし、自転車のないライフスタイルなんてありえなくなっちゃいましたね」
サイクルイベントをきっかけに自転車の魅力にとりつかれた松尾さん。 ダイエットに、腰痛の緩和にと、自転車通勤でライフスタイルが大きくかわった様です。距離的な問題や、道路状況など、自転車通勤は人によってはデメリットの方が多い場合もありますが、生活の中に自転車を上手に取り入れられるなら、これほど気持ちのよい乗り物はないのかもしれませんね。