家族みんながオフロード自転車に乗るマウンテンバイク(MTB)家族普段はお父さんとマウンテンバイクの練習。休日にはチームの皆んなで凹凸の激しい悪路を走ったり勾配のきつい山道を登り降りしたりトレーニングの日々。そんなマウンテンバイク家族の坂口さん姉妹に、オフロード自転車の魅力についてインタビュー。お二人の練習場であり、ホームグランドでもある小倉南区の公園にてお話を伺いました。 取材/2022.10 場所/小倉南区 |
答えてくれたサイクリスト:
坂口 月香さん(姉:左)/ 坂口 奈津実さん(妹:右)
もともとお父さんとお母さんが自転車に乗っていて、自分たちが物心着く前からマウンテンバイクのある生活でした。 |
月香さん |
奈津実さん | それに釣られてやってみたら面白くて〜、って感じです(笑) |
ご両親が自転車を趣味としていたこともあり、幼い頃から暮らしの中にマウンテンバイクがあったという坂口さん姉妹。お父さんやお母さんが楽しそうにマウンテンバイクを乗りこなしている姿を見ているうちに、自然と興味がわき、自分たちも乗ってみたい!と思うようになったそう。今ではマウンテンバイクがご家族の共通の趣味であり、話題になっているというのは、なんとも羨ましい話です。
奈津実さん | お父さんの練習が厳しいから、一時期マウンテンバイクが少し嫌いになった時期もあるかな(笑) でもチームに所属して、自転車の仲間と出会ったことで大会へのモチベーションも上がったし、またみんなとレースをしたいから練習にも力を入れるようになりました。 |
「Q-SHU JUNIOR YOUTH MOUNTAIN UNION」というチームに所属しているんですが、その仲間たちとの出会いは大きいですね。 みんな住んでいる場所も違うから普段は会えないのですが、合宿や大会とかで久しぶりに会えると嬉しいですし、大会中に沿道から応援されるとすごく嬉しい。もちろん個々の成績もあるからレース中はバチバチにライバル心もあるけれど、レースが終わればまたワイワイはしゃいじゃいますね。 |
月香さん |
マウンテンバイクチーム「Q-SHU JUNIOR YOUTH MOUNTAIN UNION」の皆んなとの集合写真
マウンテンバイクチーム「Q-SHU JUNIOR YOUTH MOUNTAIN UNION」の皆んなとの練習風景
はい、そこが大きいと思います! それにマウンテンバイクの大会って、勝つと色々景品とかもらえるからそれが嬉しくて、また練習が頑張れるんですよね(笑) |
月香さん |
イベントに参加した時の様子
最初の頃はお父さんの厳しい練習で少し自転車が嫌いになった時期もあったそうですが、今ではマウンテンバイクチーム「Q-SHU JUNIOR YOUTH MOUNTAIN UNION」にも所属。メンバーは九州各地から所属しているため普段は一緒に練習はできませんが、合宿や年数回の大会などにチームとして出場することも。その時にはチームメイトというより、同じ趣味の友達との再開を喜ぶ気持ちの方が大きいとのこと。自転車を通じて、普段会うことのできない遠方の友達と会える喜び。そしてレースで順位を競う楽しみ、沿道からチームメイトに応援され声をかけられた時の励みなど、新しい楽しみを見出している様子。
イベントに参加した時の様子
はい、今はすごく楽しいですね。 昔は「させられてる感」が強くて「他のことをやりたいなー」と思った時期もありました。でも大きくなってからは友達とツーリングをしたり、しまなみ海道を走ったりして、自分なりの乗り方をみつけてから、また自転車が楽しめるようになりました。 |
月香さん |
山の中をマウンテンバイクで登ったり走り降りたり自然を感じながら走ることができる点が、マウンテンバイクの魅力だと思います。 |
月香さん |
奈津実さん | 宮崎の大会はコースが自然に囲まれていて、そこがすごく好きです。チームのメンバーが集まるから楽しいのはもちろんだけど、綺麗な自然の中をマウンテンバイクで走ることができるのが、一番の楽しみです。 |
自転車が趣味のご両親に触発され、自然とマウンテンバイクにまたがるようになった坂口さん姉妹。練習が厳しくて、自転車が嫌になった時期もあったけれど、今はチームメイトとの出会いや仲間と走る喜び。大会での順位争い、そして大自然の中をマウンテンバイクで疾走する爽快感に魅了されているとのこと。日々の練習や大会への送り迎えなどご両親のサポートもあり、今も姉妹そろってマウンテンバイクの競技者として活躍中です。
また、マウンテンバイクのレースだけでなく、自転車で観光したり友達とのんびりサイクリングをしたり、楽しみ方の幅もグンと広がって、自転車ライフをますます満喫している様子が伝わってきました。