いつでも自由にメンテナンス! 自転車のセルフリペア
やってみよう!
自転車のパンク修理
パンク修理は、自宅でも行えます!
自転車のパンク修理は、道具さえあれば自宅でも簡単に修理ができます。 修理店に持って行けない場合や、ツーリング中のパンクに備えて、 必要最低限の修理やメンテナンスは自分で出来るようになった方がいいですよ!
【必要な物】市販のパンク修理セット
自転車屋さんや自転車用品店には、パンク修理に必要な 「ゴムのり」「パッチ」「タイヤレバー」「紙やすり」「虫ゴム」が セットになった修理セットが売られています。いざという時のために一家にひとつは備えておきたい自転車グッズです。
【準備するもの】
●レンチあるいはペンチ ●空気入れ ●洗面器と水 ●ぞうきん
1 本当にパンク?まずは虫ゴムの劣化を確認しよう。
タイヤの空気が減ったからといって、必ずしもパンクとは限りません。 バルブの中の虫ゴムが劣化していることもあります。 タイヤに空気を入れ、水を満たした透明なカップにキャップをはずしたバルブを浸してみましょう。 泡がもれて出ているようなら、虫ゴムが劣化している証拠です。
● 泡が出る → 虫ゴムが劣化
● 泡が出ない → パンクの可能性あり
虫ゴムの交換
1. バルブを取り出す
チューブのクチナットをはずしてバルブ本体を引き抜いて取り出す。
2.虫ゴムを取り替える
新しい虫ゴムを古い虫ゴムと同じ長さにハサミでカットして取り替えて、元通りに取り付けて下さい。
2 タイヤを取り外す
1.バルブを取り外す
クチナットをはずしてバルブ本体を引き抜き、 バルブをリムに固定しているナットを、スパナで取りはずします。
2. タイヤを取り外す
タイヤレバーを使ってタイヤを取り外します。 タイヤとリムの間に2本あるタイヤレバーの1本を差し込み、 レバーを起してスポークに引っ掛けます。 もう一本も15cmほどの間隔をあけて同じように差し込み、 これを繰り返して、リムからタイヤを取り外します。
3 パンクした場所をさがす
1. チューブを取り外す
タイヤとリムのすき間に指を入れて、バルブの部分から取り出すようにチューブを引っぱり出します。
2. チューブをバケツに浸してパンク箇所を見つける
チューブに少し空気を入れ、水の中に沈めてパンクの穴をさがします。空気が漏れている場所がパンク箇所です。
4 パンクした場所をふさぐ
1. パンク部分を紙ヤスリでみがく
水を拭き取り、パンク部分に油性マジックなどで印をつけます。 パンクの穴を中心に4cmくらいの円状にサンドペーパーで軽くみがいておきます。
2. ゴムのりをぬる
サンドペーパーでみがいた部分にゴムのりを薄くのばしながら塗りこみ、数分乾かします。
3. 真空パッチで穴をふさぐ
のりがベタつかなくなったら、真空パッチを貼りつけます。 パッチの上から、ドライバーの背の部分や、木ヅチなどでたたいておくと、 より強力に接着します。
自転車チェーンのメンテナンス方法
あなたは大丈夫!?
間違いだらけの自転車チェーンのメンテナンス
自転車をこいでいて、重く感じたり、ギシギシと異音を感じるようになったらチェーンが錆び付いてきたシグナルです。 こぐ力が推進力として伝わりにくくなるのはもちろんのこと、安全面でも心配です。 チェーンが汚れたり錆びてくる前に、日頃のメンテナンスをしっかり行い、 つねに快適な状態で乗るように心がけましょう。
1.パーツクリーナーとぞうきんを使う
パーツクリーナーをチェーンにかけ、クリーナーをぞうきんで拭き取る、もっともシンプルな手入れ方法です。ただしこの方法ではチェーンの中まで奇麗にするのは難しいうえに、いつまでたってもぞうきんに付く汚れはなくなりません。
2.チェーンクリーナーを利用する
市販のチェーンクリーナーは種類も豊富で、自転車用品店で手軽に購入できます。 専用洗浄剤の入った容器にチェーンを入れてペダルをまわすと、 中のブラシがチェーンをすみずみまでキレイに洗ってくれるすぐれもの。 家庭で手軽に出来て、しかも洗浄方法として効果が高いのでお奨めです。
ちょっとまって! そのメンテナンス間違っています!
1.自転車専用錆び落としを使っていますか?
チェーンが汚れたり錆び付いた時に、市販の錆び落としを使っていませんか? 自転車チェーン専用ではない錆び落としは「洗浄剤」としての特性があるため、 自転車のオイルまで落としてしまいます。そうすると、見た目にはキレイになっていても、 自転車のチェーンを保護するものがなくなってしまい、またすぐに錆び付く原因になります。 自転車のチェーンを洗浄する際は、専用洗浄液を使いましょう。
2.ギアにも錆び落としを使っていませんか?
ギアのように高速回転する部位にはグリスが塗られており、 これがゴミや水の侵入を防ぎます。ギアに錆び落としを使用すると、 グリスまで洗浄されてしまい、そこから砂やゴミ、水が入り込み、 ギアの損傷につながります。